- AIで生成したイラストを公開してみたい
- 手書きで書いた絵とAIで書いた絵はばれにくい?
- アイコン、商用利用してもいいのか?
はじめまして。AI絵師をサブスクリプションで応援できるサイト「AiCorner」を運営しているMYOHOのサイト運営局です。
この記事では画像生成AIで描いたAIイラストはバレてしまうのかどうかについて徹底的に解説していきます。
AiCornerであればAI絵師でもFANBOXやFantiaのクリエイターと同じように支援を受けられるため、AIイラストの収益化に悩んでいる場合は是非利用してください。
AIイラストは現時点でバレるもの
結論から申し上げますとAIで生成したイラストは必ずバレるといってよいでしょう。
手書きで書かれたイラストとAIで生成されたイラストは、パッと見ただけでそこまで差異がないように感じます。
ですが、ほとんどのAIイラストは公開するとバレていることがほとんど。
普段からイラストを描いている方であれば、数秒見ただけでAIで描かれていると判別されてしまうこともあります。
では、なぜAIで生成されたイラストはバレてしまうのでしょうか。
AIで生成したイラストはバレる?3つの理由
AIで生成されたイラストがバレてしまうのには以下のような理由があります。
- 手書きでしか表現できない細かい部分に違和感がある
- 背景に映る日本語が読めない
- 背景のパースがうまくとれていない
では、AIで生成されたイラストがなぜバレてしまうのか上記の理由とともに解説していきます。
手書きでしか表現できない部分に違和感がある
AIで生成されたイラストは全体的に見ると上手く描かれているように見えます。
しかし、細かい部分をよく見てみると手書きでは描かれているはずの部分が表現できていないことがあります。
例えば、以下のような部分に注目してみると違和感を見つけやすいでしょう。
- 前髪の一部が目や眉毛との境目
- 複数人といると人同士の境界
- 髪飾りや服の装飾
- 道具と持っている手の動き
- 着物などの伝統衣装の着方 など
AIが進化していることで、上記のような違和感はだいぶ解消されてきたものの、手書きでしか表現できないタッチはまだまだ劣る部分だといえます。
とは言え、AIイラストには手描きには無い独創性やクオリティがあるため、実は「手描きイラストよりもAIイラストが好き」というユーザーも少なくありません。
AiCornerではAIイラストのアップロードや共有だけでなく、多くのユーザーからサブスクで支援も受けられるのでAI絵師に興味のある方はぜひ活用してください。
背景に映る日本語や言葉が読めない
服のロゴを生成したり、背景となる看板を表現する際に起こる問題です。
AIイラスト生成ツールは現実世界にある言語を表現するほどの技術がないので、読めないことがほとんど。
例えば、日本語を生成すると象形文字のような記号が連なってしまったり、ひらがなの羅列が呪文のような並び方をしていることがあります。
AIイラスト作成時に文字も生成できると期待しない方がよいでしょう。
背景の構図/パースがうまくとれていない
イラストを描く際に重要視される一つが背景と人物との構図です。
現在のAIイラストの多くは背景と人物とのバランスがうまくとれているものも増えてきましたが、よく見てみると違和感が感じられることも。
例えば、以下のような問題が挙げられます。
- 背景と人物が一体化してしまう(一部)
- 人物の大きさに比べて背景のアイテムが大きい/小さい
- 背景画のみで見ると曖昧に描かれている部分がある
特に手書きでは背景の細部にまで加筆して表現することができるものの、AIイラストでは曖昧に表現されていることがあります。
人物に目を向けてしまいがちですが、背景を見るとAIで描かれたイラストだとバレると考えておいた方がよいでしょう。
実際にAiCornerへ投稿されているAIイラストも背景は画像生成AIっぽいイラストが多いため、比較的分かりやすい特徴です。
AIイラストだとバレたら?著作権について
もし、公開したイラストやアイコンがAIで描かれたものだとバレてしまった場合の著作権侵害について気になる方も多いでしょう。
結論をいうと基本的にはAIイラストに著作権は発生しません。
なぜAIイラストに著作権が発生しないのか、理由を詳しく解説していきます。
AIで生成した創作物は著作物にあたらない
イラストに限らず、ミュージシャンが作ったオリジナル曲、小説家が執筆したストーリーなど、それらを作った「人」の考えや気持ちを表現したものを「著作物」と呼びます。
そして、法律によって作られた人のモノを守るのが「著作権」です。
これら著作権は「人」が作り出した作品に対する法律なため、AI(機械)が自動で生成したものにおいては著作物ではない、といえます。
著作物は「人の考え・気持ち」が作品として表現されたものということになるので、「人の考え・気持ち」を持たないAIが生成したイラストなどにおいては、著作物にあたらない。
つまり、AIイラストには著作権が発生しないということです。
ただし、「著作権が無いから収益化できない」「著作権が無いから共有できない」という訳ではないので安心してください。
![](https://www.myoho-group.co.jp/wp-content/uploads/2023/11/image-1-300x169.jpg)
ケースによっては著作権侵害にあたるかも…
現在の法律ではAIイラストに著作権が発生しないものの、使用するケースによっては著作権が発生する可能性があります。
例えば、以下のケースが発生した場合です。
- 人がAIを「道具」として使い、作品の表現を行った
- AIに特定のコードを打ち込んでイラストを生成した など
つまり、そのイラストには「人の手がどれだけ加えられているか」によって著作権が発生することがあります。
また、既存の作品と類似性が認められた場合も著作権侵害にあたることも。
気軽にハイクオリティな作品が生成できるAIイラストですが、慎重に使用する点も留意しておかなければならないといえるでしょう。
AIイラストを使う前に知っておきたい注意点
AIイラストを商用利用する際には著作権リスク以外にも知っておくべき注意点があります。
- AIが学習したデータが既存の作品から学習していることを知っておく
- AIイラストで生成したものは公表・アップロードしない(商用利用OKなサイトのみ
- AIイラストに加筆修正を行う/独自のコードを入れる
- AIイラストを販売しない/販売できるサイトを利用する
では、どのような点に注意しておくべきか詳しく解説していきますのでぜひ、AIイラストの商用利用をする際の参考にしてみてください。
AIは類似作品で学習していることも
AIイラストを生成するアプリ・サイトによっては、既存の作品から学習している可能性があります。
既存のイラストから学習しているAIを利用すると類似性のあるイラストが何度も生成されることになりかねません。
類似性のあるイラストは、既存の作品の著作権を侵害してしまうこともあり、刑事処罰もしくは損害賠償の対象となる恐れがあります。
生成された画像等に既存の画像等(著作物)との類似性 (創作的表現が同一又は類似であること)や依拠性(既存の著作 物をもとに創作したこと)が認められれば、著作権者は著作権侵 害として損害賠償請求・差止請求が可能であるほか、刑事 罰の対象ともなる
引用:内閣府文化庁著作権管理課『AIと著作権の関係等について』
AIイラストを生成するアプリやサービスを利用するときは、信頼性のあるところや利用規約に明記しているかをチェックするようにしましょう。
商用利用OKなサイト以外に公表しない
AIイラストの取り扱い方について内閣府文化庁は以下のように発表しています。
AIを利用して生成した画像等をアップロードして公表したり、 複製物を販売したりする場合の著作権侵害の判断は、 著作権法で利用が認められている場合※を除き、通常の著作権侵害と同様 ※ 個人的に画像を生成して鑑賞する行為(私的使用のための複製)等
引用:内閣府文化庁著作権管理課『AIと著作権の関係等について』
つまり、国で定められているように原則としてAIイラストを公表・アップロードを行うことは著作権侵害と同等であるとされています。
ただし、サイトによっては商用利用/公表OKなサイトがあるので、生成したイラストを見てもらいたい!考えている方は利用を検討してみるとよいでしょう。
注意点ですが特定のサイトでAIイラストを公表したり商用利用する場合は、しっかり利用規約を読んでから活用してください。
加筆修正または独自のコードを利用する
先述したようにAIイラストには著作権が発生しません。
逆をいえば著作権の発生しないAIイラストには盗作防止といったパクリを阻止することもできないといえるでしょう。
AIイラストは機械学習によって生成されるものなので、学習データが似通ったものが多くなる傾向があります。
類似性のあるものが増えていくなか、少しでも作品の中にアイデンティティを確立させていかなければなりません。
著作物としての権利を少しでも高めるためにもAIで生成したイラストに加筆修正を行ったり、違和感のある部分を直していくようにしてみましょう。
また、AIに関するコードに詳しい方であれば生成段階で入力に手を加えることも著作物を守る対策になります。
ただし、それらを公表・アップロードを行う際はサイトの規約に準じて行うようにしてください。
販売しない/販売できるサイトを利用する
先述したように、AIイラストは原則として販売することは禁止されています。
ただし、サイトによってはAIイラストを販売してもよいところもあるので可能なサイトでアップロードするようにしましょう。
サイトの規約によりますが、AIで生成したままの画像のアップロードを禁止していたり、AIとの関わり方に対して書かれています。
SNSで気軽にアップロードや販売できるものの、著作権侵害にあたる可能性もあるので販売する際も決められたサイトで行うようにしましょう。
AiCornerではAIイラストの著作権侵害へ対応するためにチケット制のサブスクシステムを導入しており、返金処理をしやすい環境を作っています。
そのため、AIイラストを安全にアップロード。共有したい場合はぜひAiCornerを活用してください。