①AIイラストと二次創作の違いを知りたい
②AIで二次創作をするにはどんなツールを利用すればいいのか知りたい
はじめまして。AI絵師をサブスクリプションで応援できるサイト「AiCorner」を運営しているMYOHOのサイト運営局です。
生成AIが発展して私たちの生活とAIがより身近になる中で、AIが絵を生成する技術も向上しています。
本記事で解説するのは、AIイラストと二次創作の関係性と、AIイラストツールで二次創作を生成する方法についてです。
AIイラストと二次創作は、混合されてしまうことが多い作品形態とも言えますが、両者には具体的にどのような違いがあるのでしょうか、詳しく解説していきます。
AiCornerであればAI絵師でもFANBOXやFantiaのクリエイターと同じように支援を受けられるため、AIイラストの収益化に悩んでいる場合は是非利用してください。
二次創作について
二次創作とは、既存の作品やキャラクターを利用して、それから派生したオリジナルな作品のことです。
![](https://www.myoho-group.co.jp/wp-content/uploads/2023/12/image.png)
「既存の作品やキャラクター」を利用するため、二次創作の例は広範囲にわたります。
イラスト、漫画、小説、画像、アニメ、動画、高度な作品であればゲームも二次創作が可能でしょう。
膨大な量の作品が世に出ている以上、二次創作も同等に数多くある訳で、一つの文化形態と言っても過言では無いでしょう。
しかし二次創作は、著作権法に接触する可能性があるので注意が必要です。
二次創作が法律に接触する場合
二次創作が法律に接触するケースは大きく3つあります。
一つは作品の「同一性保持権」を侵害した場合。同一性保持権とは、著作物とそのタイトルの同一性を保証する権利のことで、著作者の意に反した改変の上で二次創作が行われると、法に問われる可能性が高いです。
二つ目は「翻案権」を侵害した場合。これは、著作物の趣旨を変えずに別の表現方法に改変(翻案)する権利のことで、著作物と趣旨が変わらない二次創作を無許可で行った場合に著作権法違反が成立します。
三つ目は「公衆送信権」で、主に著作物を無断で配信した場合などに違法が成立します。
法律に接触しない場合
法律に接触しないのは、「私的利用」「福祉事業者が視覚障害、聴覚障害を有する者向けに二次創作を行なった場合」です。
自分が楽しむために二次創作を行なっても違反とはならないのです。
AIイラストについて
AIイラストは、画像生成AIが生成したイラストです。
![](http://www.myoho-group.co.jp/wp-content/uploads/2023/11/image-1.jpg)
AIは大量のデータを取り込むことが可能ですが、その取り込んだデータを基にして、ユーザーの要求に応じたイラストを生成できるのが長所です。
AIは近年急速に拡大していることから、法律に大きな議論の余地が残っています。
しかしAI生成物の著作権は、「依拠性(既存の著作物に依拠して生成)」「類似性(既存の著作物と表現が類似)」があるかどうかで判断されており、この2点が認められない場合は、生成物を著作権法違反だと判定することは現時点で困難です。
二次創作とAIイラストの違い
先ほどの主張、「二次創作を行う人間がAIイラストを批判する資格は無い」という主張ですが、これは正当性が曖昧な主張です。
二次創作とAIイラストはどちらも、既存の作品の影響を受けた上で作成されることに共通点があり、異なる点は製作者が人かそうで無いかということです。
人か機械かで合法違法が変わる例は、世の中に数多くあります。
駅前に歩いていた学生を勝手に撮影して映像を誰かに公開することは違法ですが、自分が、歩いていた学生の真似をすることは問題ありません。
芸能人のネタを撮影して無断でSNSに公開することは法律違反ですが、モノマネ芸人は問題になりません。
このように成り立ちからして、二次創作とAIイラストには様々な違いがあります。
どちらがどれくらい良いかは本記事でお話ししませんが、ただ一つ言えるのは、二次創作もAIイラストも、社会の発展に寄与する余地があるということから、全面禁止されるべきでは無いということです。
AIイラストツールで二次創作を作る方法3選
AIイラストツールで二次創作を制作する方法を解説します。
当然ですがAIツールで二次創作を作るには、既存の著作物の特徴をよく捉えることができる、写真やイラストを読み取れるツールを利用する必要があります。
①PhotoDirector
PhotoDirector(フォトディレクター)は、既存の写真や絵にエフェクトを追加できるなど、あらゆる写真の二次創作を一瞬で制作できるツールです。
設定するエフェクトによっては有料機能もありますが、多くの機能を無料で利用可能です。
付け加えるエフェクトのテイストの選択肢も数多く、写真に写り込んだものや背景を置き換えるなど、基本的な写真加工機能も備わっています。
写真以外にも既存のイラストを加工するのも可能で、ここでも写真同等にエフェクトやテイストを設定できます。
②MyEdit
MyEdit(マイエディット)の1番の特徴は、既存の写真や絵をアニメテイストに一瞬で編集できる機能があることです。
アニメテイストと一言で言っても、自分がプロンプトを入力すれば、その生成物のテーマを指定することも可能です。
③ToonMe
アニメテイストの写真加工をできるという点では、PhotoDIrectorなどと共通点がありますが、このToonMe(トゥーンミー)は、読み込んだ写真をディズニーキャラクターのテイストに変えることに特化しています。
しかしアジア人の顔とは相性が悪く、どちらかと言えば欧米人の顔をディズニーテイストに変えるのに特化していると言えます。
また無料期間が設定されており、期間は3日間となっています。
AIイラストで収益化する場合はAiCorner
AiCornerは手描き絵師とAI絵師の両方が利用できるパトロン系サイトであり、色々なユーザーから月額制で支援を受けられます。
![](https://www.myoho-group.co.jp/wp-content/uploads/2023/12/AiCornerのロゴ-1-1024x512.png)
パトロン系サイトとは、イラストや動画などを制作するクリエイター(インフルエンサー)をファンが金銭的に支援できるサービスサイトです。
クリエイターはコンテンツの一部へ会員料金を設定することでファンから金銭的な支援を受けられ、支援者は限定コンテンツなどを楽しめるようになります。
クリエイターは資金を得られ、ファンは限定コンテンツを楽しめるため、多くのクリエイターやファンが利用している人気のサービスサイトとなっています。
日本ではpixivが運営しているFANBOXやAiCorner、海外ではPATREONなどがあります。
有名なパトロンサイトにはFANBOXなどがあるものの、FANBOXなどはAIイラストの利用を禁止しているため、AI絵師が収益化することはできません。
一方、AiCornerはAIイラストを支援することが許可されており、AI絵師でも通常の絵師と同じようにファンから金銭的な支援を受けられるようになっています。
AiCornerではファンが専用のチケットを購入し、それを消費することで月額制の支援ができる仕組みになっています。
クリエイターやAI絵師は月額制で支援を受けられるため、ファンを増やしていけば安定的な収益化が可能です。