AI絵師として収益を上げることは可能?収益化5選と法規制について解説

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  • AI絵師として収益を上げることが可能か知りたい
  • AI絵師をするにあたって注意する必要がある法律について知りたい

はじめまして。AI絵師をサブスクリプションで応援できるサイト「」を運営しているMYOHOのサイト運営局です。

生成AIの発達によって、AIが絵を生成する技術が大幅に向上しました。
そのため本記事で解説するAI絵師をはじめ、AIの技術使用を生業とするクリエイターが数多く出現しました。

このような中でAI絵師が、収益を上げ続けることは可能なのでしょうか。
また収益を上げる上で、障害となる法規制はあるのでしょうか。
 
本記事は大きくこの2つのトピックについて解説していきます。

であればAI絵師でもFANBOXやFantiaのクリエイターと同じように支援を受けられるため、AIイラストの収益化に悩んでいる場合は是非利用してください。

目次

AI絵師は法律的にOKなのか【画像生成AI】

チャットGPTをはじめ、ここ数年で生成AIが急激に発展していることを受け、AIがより身近に感じられるようになったでしょう。
AIの発展と同時に、AIの法規制についても政界で議論されるようになりました。
 
一つ挙げるならば、著作権について。
人間が創作した大半の作品には、著作権が認められますが、AIが生成したコンテンツは著作権と認められるための条件が設定されています。

その条件は2つあり、「依拠性」「類似性」です。
AIが生成したコンテンツが、既存の著作物の影響や要素を取り込んだ上で生成されたものは、この2つの条件に該当しているとされ、著作権法に接触する可能性があるのです。
 
この2条件は非常に曖昧で確認することが難しいですが、著作権法の接触は「創作意欲」「社会通念」「制約」の3つから判断されています。
AIコンテンツの作成者が独自の意識を持って制作したということ(創作意欲)、一般常識や価値観を踏まえれば作品が類似するのも当然である(社会通念)、技術や社会制度上、類似するしか無かった(制約)。
 
自分の指示で生成されたAIコンテンツに、以上のような事情があるのであれば、著作権法に接触する可能性は低いと考えられます。

AI絵師で収益化を行う方法5選【AIイラスト】

AI絵師として収益を上げる方法について見ていきましょう。
今回は、絵師として王道な収益化方法から、少し応用的な方法も解説していきます。

①クラウドソーシング

多くのフリーランス絵師によって利用されている、クラウドソーシングでの依頼受注で収益化を目指す方法です。
クラウドソーシングでは、量を求められる依頼もあるでしょう。
そのような時に、作成速度が売りのAIツールを利用することで、スピーディーな納品を実現できます。
 
しかし注意が必要なのが、サイトによってはAI生成物の利用を禁止しているところがあることです。
私が確認できた範囲では、ココナラで「AIによるイラスト作成を行うサービス」が禁止となっています。
(参照:ココナラの利用規約
 
2023年12月時点、クラウドワークスやランサーズなど全面禁止されていないサービスもありますが、今後規制が行われる可能性があるので、規約改定の動向を見守りましょう。

②NFTにして売る

イラストを販売するという点では、NFT化した上で販売するという方法もあります。
Non-Fungible Tokenの略称であるNFTは、ブロックチェーン技術を用いて、デジタルアートの作品所有権を証明できるトークンです。
ネット上で作品を売買するという点では、クラウドソーシングなどと共通点がありますが、これらと違うことは、NFTでは他者によって盗作や作品の改ざんが行われる心配が少ないことにあります。
 
作品が盗まれる心配がないことで、その作品には唯一無二の価値が発生し、その価値に応じた取引を行えるようになります。
 
NFTによって作品の価値は手厚く保護されますが、その分著作権侵害にも注意が必要です。
そのため先ほど解説した、依拠性と類似性にどの程度該当しているかを、検証する必要があります。
 
NFTアートを出品するには、マーケットプレイスを選択します。
フリーランスで活動するAI絵師が利用できるマーケットプレイスには、OpenSeaやRaribleがあり、国内産のプレイスには、コインチェックと連携可能なコインチェックNFT、LINE独自の仮想通貨と連携できるLINXなどがあります。
 
どのプレイスが利益を出しやすいかを検証する必要もありますが、支払い時に使用する仮想通貨についても注意が必要です。

③AIイラストを「客寄せ」に使う

絵を描いて稼ぐ場合は絵に目が行きがちですが、少し別の角度から見てみましょう。
AIイラストを販売するのではなく、これを「客寄せ」にして稼ぐ方法もあります。
例えば、膨大な量のAIイラストが掲載されたサイトを作成して、そのサイトの広告掲載料で収益を得るという方法があります。
 
まとまった広告収益を上げるには、その分サイトが魅力的である必要が当然ありますが、すでにこの収益化の成功例があります。
フリー素材サイト「いらすとや」がこの成功例です。
 
「いらすとや」のイラストの多くは無料で利用可能ですが、サイト自体には広告収益が発生しています。

④知識を売る

AIツールを利用してイラストを生成するための、自身の技術が向上したのであれば、その知識や経験談を書籍やネットコンテンツの形式で販売することを検討できるでしょう。
 
確かにAIツールを通じて多くの人が、絵を描きやすくなったことは間違いありませんが、そのAIを利用するにもある程度の技術が必要です。
だからこそAIツールのノウハウを解説するコンテンツにも、一定の需要が見込めるのではないかと思います。

⑤AiCornerへ投稿する

は手描き絵師とAI絵師の両方が利用できるパトロン系サイトであり、色々なユーザーから月額制で支援を受けられます。

パトロン系サイトとは、イラストや動画などを制作するクリエイター(インフルエンサー)をファンが金銭的に支援できるサービスサイトです。
クリエイターはコンテンツの一部へ会員料金を設定することでファンから金銭的な支援を受けられ、支援者は限定コンテンツなどを楽しめるようになります。
クリエイターは資金を得られ、ファンは限定コンテンツを楽しめるため、多くのクリエイターやファンが利用している人気のサービスサイトとなっています。
日本ではpixivが運営しているFANBOXや、海外ではPATREONなどがあります。

有名なパトロンサイトにはFANBOXなどがあるものの、FANBOXなどはAIイラストの利用を禁止しているため、AI絵師が収益化することはできません。

一方、はAIイラストを支援することが許可されており、AI絵師でも通常の絵師と同じようにファンから金銭的な支援を受けられるようになっています。

ではファンが専用のチケットを購入し、それを消費することで月額制の支援ができる仕組みになっています。

クリエイターやAI絵師は月額制で支援を受けられるため、ファンを増やしていけば安定的な収益化が可能です。

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